十数年前の夏。
上司に初めて、”心がしんどい”と伝えました。
それは限界に達した日。
いつの日からか、仕事の日の朝は、当時付き合っていた彼に、
電話で泣いて不安を聞いてもらい、なんとか出勤する、
という日々を送っていました。
人事異動や役割の増加、イジメ。
色々なことが重なってしまいました。
朝のミーティング後、上司に声をかけ休憩室に入った途端、押さえていた涙が溢れ、
「辞めさせてください」と号泣。
上司からは、
「辞めさせない。でも休ませることはできる。
診断書を持ってきなさい。」
と言われました。
後になって考えると、あの瞬間、私に“退職”という決断をさせなかった上司には感謝です。
心が限界まで追い込まれている時は、冷静な判断が難しくなることがあります。
大きな決断は、少し心が落ち着いてから考えることも大切だったのだと、今なら分かります。
あの時の私は、とにかく苦しい場所から離れたくて、「辞める」以外の選択肢が見えていませんでした。
上司との話し合いが終わり、涙が引くまで休憩室で休んでいた私の元へ、
話を聞きつけた他の上司や先輩が来て話を聞いてくれました。
中には私の様子の変化に気づいていたという方も。
部長には再異動を提案されましたが、受け入れることはできませんでした。
“とにかく離れたい。逃げ出したい。”
ただただその一心でした。
🌿今の私が思うこと
あの日の私は、とにかく“逃げたい”と思っていました。
今振り返ると、あの日「心がしんどい」と伝えたことは、
”逃げ”ではなく、自分を守るための大切な一歩だったと思います。
つづく。

