うつ症状を悪化させてしまった、あのお正月をきっかけに、
“無理をしない”ということを少しずつ学んでいきました。
その一つが、法事の日のことです。
うつ病と診断されてから初めて参列した法事の後、
私は大きく体調を崩しました。
なぜかうつ症状、中でも希死念慮が強く悪化してしまったのです。
お正月の時のように、
“うつ病で休職していることを親戚に隠している、
その後ろめたさから疲れてしまったのだろうか…。”
そんな風に考えていましたが、
主治医の考えは違いました。
「法事は皆が喪に服している、
寝太郎さんは、その空気に飲み込まれて症状が悪化してしまったんでしょう。」
と話してくれました。
それを聞いて、私は納得しました。
必要以上に悲しみを抱え込み、心が引っ張られてしまっていたのです。
それからほどなくして、別の法事がありました。
学生時代の友人が亡くなったのです。
“最後に顔を見て、お見送りをしたい…。”
という気持ちと、
“あの時のように、うつ症状が悪化したら…。”
という不安で私は葛藤しました。
そこで思い出したのが、主治医の言葉でした。
「その場に行かなくても、自宅で手を合わせれば故人へ想いは伝わりますから。」
その言葉を思い出した私は、少し気が軽くなり、
人が少ないであろう時間帯を選び、お通夜のみ参列しました。
“最後にちゃんと挨拶ができた。”
それだけで、私は自分の気持ちを納得させることができました。
今でも、体調によっては、法事に参列しないことを選択する時もあります。
“親戚にどう思われるだろうか…。”
“故人に申し訳ない…。”
という気持ちはもちろんあります。
しかし、無理をして私が体調を崩すことを誰も望んでいないとも考えています。
主治医の言う通り、故人にはきっと私の想いは届いている。
今はそう信じて、香典は家族に託し、親戚には「今日は忙しいから。」と伝え、
私は自宅で故人を偲び、静かに手を合わせています。
まったねー🌿


