うつ病と診断されてから3年半ほど経った、ある年の3月11日。
テレビやラジオは東日本大震災の話題であふれていました。
私は東北から離れた土地に住んでいて、震災を直接経験したわけではありません。
それでも、震災の映像や、亡くなった方々、ご遺族の話を見聞きしているうちに、
少しずつ心が苦しくなっていきました。
‟こんなにたくさんの人が苦しんでいる。”
その悲しさにのみ込まれるように、気付けば希死念慮が強くなっていました。
“どうしてこんな気持ちになるんだろう。”
自分でも理由が分からず、戸惑うばかりでした。
気持ちをどう処理したらいいのか分からず、
私はあの日、【自殺】という言葉を検索し続けていました。
この苦しさは数日で収まることはなく、
趣味の時間を楽しんだり、
彼と過ごす時間に幸せを感じながらも、
“死んでしまいたい”
そう思ってしまう自分に、苦しみ続けました。
🌿今の私が思うこと
今でも、3月11日が近づくと、ニュースを見るのが苦しくなることがあります。
以前は、
‟被災していない私が、こんなことで苦しくなるなんて。”
と、自分を責めていました。
でも今は、それも、当時の病気の影響の一つだったのだと思っています。
悲しい出来事に心が引っ張られ過ぎてしまう時は、
ニュースから少し距離を置くことも、自分を守るためには必要でした。
大規模震災のニュースだけでなく、日常的に報道される事件や事故、
時には芸能人の不倫の話題にさえも大きく心を揺さぶられてしまうことがあります。
“誰かが傷ついている…。”
そんな現実に耐えられない時は、
そっとテレビやスマホの電源を切ることにしています。
つづく。
